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乾山写し菊之絵酒呑 宮川香斎 茶碗 平成九年 茶の湯の造形展奨励賞

乾山写し菊之絵酒呑 宮川香斎 茶碗 平成九年 茶の湯の造形展奨励賞: 7. 5cm : 6. 5cm 99 330

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Description

平成九年 茶の湯の造形展奨励賞

たおやかで柔らかな造形も引出黒茶盌の魅力の一つです。窯から引き出された漆黒の表面に現れる窯変の模様は、まるで惑星の表面を連想させるほど複雑で美しい。茶盌を手に取ると、作家の手が形作った温もりを感じることができ、その静かで力強い美しさに心を奪われます。

片口は、口縁部の片側に注ぎ口が付いた伝統的な器で、縄文・弥生時代から日本で愛用されてきました。この形状は酒器として日本酒を入れるために特に使われており、徳利と比べて口径が広く、日本酒の香りを存分に楽しむことができます。自由な使い方が可能な片口は、古代から現代に至るまで、食卓や茶席で多様に使用され続けています。

竹村繁男様は、自然灰釉の第一人者として30年以上にわたり、釉薬作りに情熱を注いできました。紅斑釉は葡萄の灰を用いており、自ら剪定し、焼いて灰にした素材を使用しています。伝統的な技法でありながらも、現代においても作陶に新たな表現の可能性をもたらしています。素材や灰の個性を最大限に引き出すというアプローチが、紅斑釉花器の中で息づいており見る者の心を惹きつけてやみません。

胴をほんのりと膨らませ、口縁に向かって控えめに締まる“筒茶碗”に近いフォルムは、保温性に優れ、炉・風炉どちらの季節にも活躍いたします。高台はやや高めに切り上げ、見込みはほどよい深さに整えられているため、茶筅が自然に収まり泡立ちが美しく整います。轆轤(ろくろ)の指跡を絶妙に消し残した胴の揺らぎが、掌に柔らかなリズムを伝え、長時間の稽古でも疲れを感じさせません。

乾山写し菊之絵酒呑 宮川香斎 茶碗 平成九年 茶の湯の造形展奨励賞: 7. 5cm : 6. 5cm 99 330

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